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更新日:2013年9月5日
静岡県内での勤務を考えている医学生や研修医の皆様こんにちは。静岡県立総合病院副院長、教育研修部長の高木正和です。今回は静岡県専門医研修ネットワークプログラムについてご紹介します。このプログラムは、ふじのくに地域医療支援センターの指導のもと、県内の有力病院がグループを形成し、主に初期研修を終えた若手医師が各分野の臨床経験を積む中で効率よく専門医資格を取得できるよう工夫されています。ここでは私がプログラムリーダーを務めます“外科・消化器外科専門医研修ネットワークプログラム(中部版)”についてご説明します。
本プログラムは静岡県中部の病院を計3年間ローテートして“外科専門医”の資格を取得することを目的としています。また同じ病院群でさらに経験を積み、“消化器外科専門医”の資格を目指すこともできます。このプログラムに参加しているのは、A:静岡県立総合病院、静岡市立静岡病院、B:静岡赤十字病院、静岡市立清水病院、C:市立島田市民病院、焼津市立総合病院の6病院です。A群の病院は消化器外科以外に独立した呼吸器外科、心臓血管外科での研修が可能であり、B群の病院は消化器外科を中心に他の領域の外科系疾患も経験できます。C群の志太榛原圏域の病院では消化器外科、一般外科、救急医療などの研修を行います。A、B、Cの3群の病院から各1病院を選び、1年ずつローテートします。経験を積んだ3年目にC群の病院を回ることをお勧めしています。いずれの病院も外科指導医、消化器外科専門医をスタッフにもち、それぞれが特色を持った各地域の中心となる病院です。
3年間の研修終了後はさらに“消化器外科専門医”を目指してわれわれの病院群で研修を続けることも可能です。またこの病院群以外の一般病院、大学医局、がん専門病院、海外留学などへのキャリアプランが考えられ、それぞれの病院から様々な支援をお約束します。
豊富な症例と教育熱心な指導医に恵まれた病院が集まった“外科・消化器外科専門医研修ネットワークプログラム(中部版)”に是非ご参加ください。静岡県中部で外科医としてのキャリアをスタートさせましょう。
お問い合わせは静岡県立総合病院高木正和(masa-takagi@general-hosp.pref.shizuoka.jp)までお気軽にどうぞ。
平成25年9月 静岡県立総合病院 副院長 高木 正和
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