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更新日:2015年10月30日

川崎医科大学のご紹介(本県地域枠設置大学)

 皆さん、こんにちは。平成27年度入試から、私たちの川崎医科大学に「静岡県地域枠」ができました!さらに、平成29年度入試から募集人員が5名から10名となりました。詳しい要項は本学ホームページ等をご覧いただきたいと思いますが、今回は川崎医科大学の紹介・宣伝をさせていただきます。

 川崎医科大学は、岡山県倉敷市にある医科大学です。「川崎」は創設者である川﨑祐宣の名字で、地名ではありません。川﨑先生は鹿児島出身の外科医で、岡山市内で開業し、総合病院にまで発展させていましたが、医師のモラルが低下していることを憂い、患者さんやご家族、地域のために親身になれる良医を自分で育成してみようと、60歳のときに医科大学創設を思い立ったそうです。現在までに2つの附属病院とともに医療短大、医療福祉大学を創り、医学・医療系の総合大学となった川崎学園には5000名以上の学生と4000名の職員が集っています。また、全国唯一の医学部附属高校があり、90%以上が本学に進学しています。

 このような経緯で設立された川崎医科大学の建学理念は3つの柱があります。その1番目は「人間(ひと)をつくる」です。人間性あふれた良医を目指すことが最も大事だと考えているのです。そして、「体をつくる」「医学をきわめる」が続きます。「人間をつくる」ための取り組みとして、新入生全員が1年間学生寮(個室)で共同生活を行っています。またクラブ活動も盛んで、先輩・後輩とも広く、良い人間関係を築くことが可能です。

 学内には世界的に類を見ない「現代医学教育博物館」、2-6年生の自修室(個人の勉強机)、医療トレーニングのために本物の病棟と同じ機能を持った「臨床教育研修センター」などの素晴らしい設備があり、学習環境も抜群です。また、何よりも教職員がとても優しく、小グループのチューター制度だけではなく、在学中の学習相談・生活相談を含めてサポート制度も充実しています。さらには、大学をより良くするために、学生の意見も取り入れることができるよう工夫がなされています。静岡の皆さんについては、県人会も発足しています。

 私自身も静岡市出身ですが、本学で学び、現在母校で学生と一緒に毎日を過ごすことに喜びと誇りを感じています。少し遠い土地ですが、岡山・倉敷は温暖で、少し静岡にも似ていて、とても良いところです。興味がある方は是非、見学にいらしてください!

 川崎医科大学学長補佐・同窓会会長(静岡市出身)  森谷卓也

 

川崎医科大学

川崎医科大学(全景)

川崎協定締結式

大学と県との地域枠に係る協定締結式にて(左から福永学長、知事、筆者)