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更新日:2020年3月30日
将来、静岡県の地域医療に医師として貢献することを志している皆さんに、近畿大学医学部に静岡県地域枠があることをご紹介致します。近畿大学医学部では、平成27年度から静岡県の地域枠学生の受け入れを5人の定員で始め、令和3年度入試から10人に拡大しました。この静岡県地域枠は、静岡県在住の方以外も応募可能です。
さて、近畿大学は1949年に創設され、西日本の6つのキャンパスに14学部、18の研究センターを擁し、在籍学生数は約30,000人とわが国では有数の総合大学です。医学部は1974年に大阪南部の大阪狭山市に創設され、これまでに約4000人の医師を育てて参りました。
大阪には5つの医学部・医科大学がありますが、本学は南大阪唯一の医学部、大学病院であります。大学病院では、がん診療、循環器系疾患に対する高度先進医療が行なわれており、近畿圏だけではなく全国の多くの地域から患者さんが集まってこられています。それと同時に、当大学病院は救急医療などにおいて、地域医療の中核病院としても機能しています。また、大学周辺には数多くの教育連携病院、串本病院などの地域医療を学ぶための連携病院もあります。このように、本学では、プライマリケア、地域医療から高度先進医療まで、学生さんが卒業までに経験すべきすべての領域、疾患を実習できる体制が整っています。また、総合大学であることを活かした薬学部との連携プログラムなどもあり、近畿大学本部との交流も盛んです。さまざまな選択肢がある大学医学部、それが近畿大学医学部だと言えましょう。
近畿大学医学部のもう一つの良さは学生と教員の距離が近いことです。医学部、大学病院は大阪狭山キャンパスにまとまって存在しますので、学生と教員はいつも一緒です。学生は教員に対しても先輩感覚で親しくつきあい、それが学びの基盤となっています。また、多数の文科系、運動系クラブが揃っています。そこでは、将来に役立つ先輩、後輩との関係が構築されており、学外生活も極めて充実したものとなっています。
近畿大学医学部は2023年に堺市の泉ヶ丘駅前に新築移転します。関西国際空港にも近く、駅前至便の立地条件を得て、近畿大学医学部は患者さんに優しく、そしてグローバルに展開する医学部と大学病院に生まれ変わります。ぜひ、我々と共に素晴らしい医療の世界で活躍してください。静岡県の地域医療に従事しようという明確な意志を持った学生さんをお待ちしておりますので、ぜひご応募ください。
近畿大学医学部長 松村 到
大学と県との地域枠に係る協定締結式にて
(左から知事、伊木前医学部長)