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更新日:2016年1月15日

ふじのくに次世代医師リクルーター 県立静岡がんセンター 高木航 先生

 ふじのくに次世代医師リクルーターの高木航です。

 私は静岡県立総合病院で初期臨床研修および外科後期研修を修了し、平成26年度より現在まで静岡県立静岡がんセンター胃外科レジデントとして勤務しています。

 去る平成27年6月6日に、沼津市プラサヴェルデにおいて開催された医学生との意見交換会へ出席しました。当日は鶴田県理事、県立総合病院袴田医師、浜松医科大学病院馬場医師のもと12名のふじのくに次世代医師リクルーターが参加し、23名の医学生を迎えて大盛況の会となりました。

 私は主に3名の学生諸君とお話をすることができましたが、彼らがそれぞれの将来像をはっきりと描いていることにまず驚きました。さらに、そのためにどのような研修が必要か具体的に検討されていることに再度驚かされました。細かなことまでよく調べられていて、良い研修を経て実力をつけたいという高い志がひしひしと伝わってきました。

 学生諸君からの質問も、初期研修の内容や研修病院についてよりも、その後の事、具体的には医局所属の是非やその時期についての質問が多かったと記憶しています。初期研修の修了後は各分野で専門医を目指すことになろうと思われ、2017年からスタートする新たな専門医制度では日本専門医機構によって認められたプログラムを有する病院群(基幹病院とその関連病院)での研修が必須となります。新しい専門医制度下での静岡県医学修学研修資金および専門医研修ネットワークプログラムの新たな位置づけに期待が持たれます。

 さて、私の所属する静岡県立静岡がんセンターでの研修を紹介します。静岡がんセンターでは医師のみならず院内各職種のスタッフが高い専門性を有し、質の高いチーム医療が実現されています。

 様々な視点から問題提起がなされ、日常の診療が未来の標準治療を確立するための貴重な研究材料となる刺激的な職場です。何よりありがたいことに、上司から非常に熱心に学術的指導を受けられ、用語の定義から、報告されたエビデンスの取り扱い、データの収集方法や解析方法についても細かく学べ、学会発表や論文執筆の機会も与えられます。

 日本中から集まった同世代のレジデントと日常的に議論を交わせるのも大きな魅力です。がん診療の最先端に触れながら様々な問題を深く考察したい方には、静岡がんセンターでの研修を強くおすすめします。

 皆様が静岡県で実りある研修を受けられることを願っています。

高木先生2 平成28年1月 ふじのくに次世代医師リクルーター 高木航

 

 

 

 

 

 

 

 


高木先生1 平成27年6月の意見交換会にて
 医学生との意見交換を行う高木先生