ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 公立森町病院 吉田 晋一郎 先生
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更新日:2024年11月25日
はじめまして。静岡家庭医養成プログラム、総合診療科・家庭医療科の専攻医4年目の吉田晋一郎といいます。令和5年度に引き続き、ふじのくに次世代医師リクルーターとして活動させていただいております。
私は静岡県内の藤枝で育ち、日本医科大学に入学し、6年間静岡県医学修学研修資金の貸与をいただき、医師になることができました。将来は開業医である父の跡を継ごうと考えていたため、初期研修を地元の藤枝市立総合病院で行い、現在、総合診療科/家庭医の専攻医として(森町家庭医療センター)にて働いております。
ところで、「総合診療科」ってご存じでしょうか。どんな疾患も見てくれる人?どの科でも診断がつかない人を診断をする人?かかりつけ医?すべて正解です。患者さんの困りごとをよく聞いて、時には検査・診断をして専門医につなげ、時には継続的に経過をみて、時には適切な行政のサービスを紹介する。そうやって患者さんの困りごとを解決する科が総合診療科だと私は考えております。
私はその中の「家庭医」という専門を学んでいます。「家庭医」は、総合診療科のなかでも、外来・在宅をメインに診療している分野です。診療を通して患者さんやその周りの人、つまり家庭の困りごとを解決しています。複数の家庭を診ることで地域の困りごとを医療の立場から解決する、こういった、いわゆる町のお医者さん=「家庭医」を目指して、勉強を重ねています。
総合診療科、家庭医についてはなんとなく理解していただけましたでしょうか。専門分化が進んでいる一方で、高齢化が進んでいる日本では、このような総合診療的目線の医師が今後必要不可欠になってくると思います。全国的に地方では開業医の数が不足し、総合診療/家庭医的視点を持った医師の需要が今後伸びてくるのではないかと思います。皆様も静岡で初期研修を行い、地域の人にふれて、後期研修で総合診療科を目指してみませんか?
静岡県では医学修学研修資金の貸与者向けに、県内で病院説明会やセミナーなどを行っております。我々静岡家庭医養成プログラムでは学生の方も研修医の方も随時見学を受け付けております。ぜひ学生のうちから気軽に参加してみてください。お待ちしております!
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