ホーム > 医学生の方へ > ふじのくに次世代医師リクルーターからメッセージ > ふじのくに次世代医師リクルーター 静岡医療センター 黒坂 洋平 先生
ここから本文です。
更新日:2019年9月5日
研修病院にはいろんな特徴を持った病院があります。まず始めに、研修医の人数が多い病院。これは単純に友人がたくさんできます。先輩も後輩もたくさんできます。それは人脈がとても重要な医者の世界では、すごいメリットだと思います。また、研修医でもいろんなスタイルの研修の仕方があります。いろんな医者を見ることは多かれ少なかれいいことだと思います。一方で、研修医が少ない病院。これは経験を独り占めできます。上級医は自分の科に回ってきたもの珍しい研修医を大事に扱います。飲み会にだって連れて行って色んな話を聞かせてくれるでしょう。同期とのいざこざもなく、静かに平和に研修が経過します。実はそんなに寂しくないのではないか、と思います。
次に「たくさんやらせてもらえる病院」か「見学多めの病院」の違いです。まず「たくさんやらせてもらえる病院」は、充実感が半端ないでしょう。日々、医者になった実感を経験できてキラキラしているかもしれません。また、手を動かすことに魅力を感じて外科や処置の多い科に進むきっかけとなるかもしれません。一方で「見学多めの病院」です。そういった病院はやはり生活にゆとりがあります。まだ医者の社会に慣れないうちに、体育会系のプレッシャーのもとに忙殺されて心が折れてしまう、様なことにはならないはずです。もちろん、全く何も触らせてもらえないはずもなく、少しずつですが経験を積んでいけます。一個一個の経験を大事にすれば、十分成長してゆけます。そして長い医者人生をロケットスタートする必要なんてないのかもしれません。
次に「給料の高い病院」か「給料の安い病院」です。給料の高い病院は言うまでもなく自由にできるお金が多く手に入ります。家族がいる遅咲きの研修医は、やはり給料が高い方がいいかもしれません。一方で、「給料の安い病院」です。そういった病院のメリットって、あまり思いつきません(笑)。ただ、医者であれば将来は確実に一定の所得が得られます。初期研修医時代にお金を第一に考えてしまうのは、得策とは言い難いと思います。
支離滅裂な内容になってしまいましたが、皆様の実りある素晴らしい研修生活を祈っております。ありがとうございました。
お問い合わせ